フォアハンドストローク(スイングと打球点)|フォアハンド技術編
フォアハンドストローク(スイングと打球点)|フォアハンド技術編

基本は後から生きてくる大切なものです。
そんなフォアハンドのスイングについてご紹介します!
スイングは出来るだけ前方向にするようにしましょう。
昭和の日本の指導法ではおでこにラケットを持っていったり、三角形を作ってスイングすると言う指導法が多かったですが、現代卓球ではスピードが優先するということもあり、スイング(フォーム)は少しコンパクトになってきています。
前方向にスイングすることによって点ではなく、線でボールをとらえることが出来ます。
これは相手のボールのスピードやボールの位置が変わることによって、自分で打球する位置や打球点がズレても同じスイングで返球することができます。
悪い例でよく目にするのが、ワイパーみたいに横スイングしている人がいます。
この場合、ある1点の打球点でボールをとらえないかぎり相手のコートに安定して返球できません。
前方向というのは、打つコースに対しての方向であり、フォアクロスの場合はその対角線上にスイングのフォロースルーがいくと良いでしょう。
ストレートも同様です。
【良い例】
前方向にスイングすることで点ではなく線でボールをとらえる
【悪い例】
ワイパーみたいなスイングだと点でしかボールをとらえることができない
正しいスイングを覚えたら、次は角度の作り方です。
正しい角度と打球点を確かめましょう。
<角度の作り方>
1、まず構えた時にラケット表面の角度が外を向いていたり、内に入っていないか確認しましょう。
2、今度は角度が上を向いていたり、下を向いていないか確認しましょう。
3、手を伸ばして肘・手首・ラケットのヘッドまで一直線になるのがベストな状態です。
<良い例:肘・手首・ラケットのヘッドまで一直線>
<悪い例>


ヘッドが上がっていると角度打ちはしやすいですが、ドライブを打つときはヘッドを下げないといけません。
逆にヘッドが下がっているとドライブはやりやすいですが、角度打ちをするときはヘッドを上げないとできません。
卓球は0.3秒で返球されるため、1回1回角度を変えられません。
ドライブと角度打ちの両方に対応できるのが一直線の状態になります。
次に打球に入りますが、最初はミスをしないというのを目標にラリーをしてみましょう。
上で述べた状態になっていれば、ほとんど当てるだけで相手のコートに返球できます。
角度が出来てラリーが続くようになれば、相手のボールに合わせて自分で力を加えたり、強く打ちたい場合はインパクトをやや強くして前方向にスイングをしてみましょう。
また、相手にも強く打ってもらい、ブロックの練習も同時に行いましょう。
角度がどうしてもずれる人で、よくあるケースは足をしっかり打ちやすい場所まで移動していない場合があります。
相手の打つコースに応じてしっかりと動いてボールに合わせる癖をつけましょう。
<打球点について>
打球点はボールがバウンドしてから頂点までに打つことが大切です。
コツとしては頂点で打球しようするとどうしても反応が遅れ、頂点よりもボール1つ2つ遅くなるケースが多くなります。
ですので、頂点前で打つ意識で練習すれば頂点付近で打てるようになるでしょう。
<頂点までに捉えるメリット>
①相手のボールを利用できる
②相手に返球するまでの時間が早いので試合で有効的
③タイミング・リズムがとりやすい
④台の近くでプレーができる
打球点についてやタイミング・リズムをとることが卓球を始めて最初に当たる壁になることが多いです。
反復練習をすれば必ず身についていきますので、根気よく頑張ってみましょう。