2018.04.30
丹羽孝希選手が試合で多用するフォアの逆横上回転サーブをご紹介します。
POINT
一連の動作で相手に下回転系と錯覚させる
・バックスイングのラケット位置を高くする
・ラケットを上から下に振り下ろす時にインパクト
丹羽選手の逆横上回転サーブは下回転系に見せる工夫が随所にされています。
まずバックスイングを取る際にラケットを顔の高さまで上げています。これにより相手は上から下にラケットを振り下ろすカット性(下回転系)のサーブが来ることを予測します。
またインパクト前後のフォームについても、下から上にすくい上げるのではなく、上から下に振り下ろす瞬間にインパクトをしているため、相手からは一瞬下回転系のサーブにも見えるため、レシーブ強打されにくくなります。
更に他のサーブでインパクト後のフォロースルーで素早いトリックモーションを付けていていたのに対し、このサーブではインパクト後にそのままラケット角度を相手に見せています。一見シンプルなサーブほどレシーバーも単純なレシーブ(入れにいくレシーブ)をしがちなものです。丹羽選手は多彩なサーブ技術に加え、相手の心理も巧妙についたサーブの組み立てをしているのです。
・ 丹羽孝希インタビュー:「もっともっと強く」静かな男の熱い決意
・【技術動画】丹羽孝希のフォアサーブvol.1(順横下回転)
・【技術動画】丹羽孝希のフォアサーブvol.2(順横上回転)
・【技術動画】丹羽孝希のフォアサーブvol.3(逆横下回転)
・【技術動画】丹羽孝希(総集編)
【丹羽孝希選手 使用用具】
・ラケット:KOKI NIWA WOOD
・ラバー(フォア):V>15 Extra
・ラバー(バック):V>15 Extra