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表ソフトと戦型

▶速攻だけじゃない!表ソフトを使った戦型

速攻型

▼ペンホルダー表ソフト

数多くの世界チャンピオンが誕生した戦型の一つ。

一般的にはショートや台上プレーがやりやすくフォアとバックの切り替えもスムーズな丸型ラケットが好まれる。前陣速攻型には球離れのよい弾きのよいラケットで、5枚か7枚の合板ラケットが適している。ドライブを多用したり、変化サービスにこだわったりする人は回転系の表ソフトを選び、スマッシュやミート打法尾、ナックルショートを使いたい人はスピード系の表ソフトを選ぶ。

 また、両ハンド攻撃を目指す人は角丸型のラケットのほうが両ハンドは振りやすいだろう。

 

▼フォア裏ソフト・バック表ソフト速攻
卓球用語集 卓球 VICTAS JOUORNAL 表ソフトと戦型 木原美悠
木原美悠(JOCエリートアカデミー)
使用用具▶ラケット:Fire Fall VC 
     ラバー(フォア):V>15 Extra
     ラバー(バック):VO>102

 シェーク速攻スタイルではフォア裏ソフト、バック表ソフトの組み合わせがある。

表ソフトのナックルボールと頂点打、そして裏ソフトのツッツキやドライブなどの回転力をミックスすることにより、速攻をより生かす組み合わせだ。

 

▼フォア表ソフト・バック裏ソフト速攻

 最近では少なくなってきた戦型だが、フォアは表ソフトを生かした頂点打とスマッシュを武器に、バックは裏ソフトによるドライブやハーフボレーで速さと回転をミックスする。

 

▼両面表ソフト速攻

 ペンの速攻型をシェークに置き換えたような戦型。

珍しい戦型だが、両ハンドのスマッシュ、頂点打で打ちまくる戦型で、片面に回転系の表ソフト、もう片面にスピード系の表ソフトを貼ることにより、回転の微妙な変化をつけることができる。

 

守備型・変化守備+攻撃型

▼ペン反転ショート+攻撃型(粒高表ソフト

 ペンホルダーで粒高での変化ショートとプッシュを使い、ときおり反転させて速攻攻撃を仕掛けるタイプ。

粒高ショートを中心にしながら、裏面の表ソフトで速攻をする。

 

カット+攻撃

▼フォア裏ソフト+バック表ソフト

村松雄斗 卓球 VICTAS JOURNAL 卓球用語集 カットマン 表ソフトと戦型
村松雄斗(東京アート)
使用用具▶ラケット:KOJI MATSUSHITA OFFENSIVE 
     ラバー(バック):スペクトル

 表ソフトでのツッツキ変化とナックルカットを武器にし、相手が持ち上げてきたところを強烈なパワードライブで攻めたり、バックの台上のボールをフリックしたり、バックハンドでストップを狙い打ったりと、今まで粒高が弱点にしてきたボールをチャンスボールにするスタイル。ただし、表ソフトでのカットは粒高ほど簡単には切れない。

 

大きく分けると3種類の粒。性質をよく理解しよう。

 表ソフトは粒とボールが直接接触するのでどうしても粒が切れやすくなる。そのためゴムに補強材を入れます。その量によってラバーの強度は変わる。単に裏ソフトをひっくり返したのが表ソフトではなく、ラバー自体が裏ソフトよりも硬いわけである。

また粒をみてみるとわかるが、表面に布目が見える。これは選定された布を特殊加工し、ゴムにプレスするからだ。なぜ布目なのか。この小さな凸凹は、ボールをしっかりグリップし、スピンとスピードのコンビネーションをよくする役割を果たす。この布目にもたくさんの種類があり、中国のように凸凹の激しいいものから、日本のように細かい布目のものまでいろいろある。

 裏ソフトの打球面は平坦なゴムシート面であるため、粒は隠し技のようなものだ。

ところが、表ソフトラバーは粒自体が直接ボールに接触し、そのままそれが打球感になる。

そのため粒自体の形状、ゴム質など細かい部分で裏ソフトよりも研究され、いろいろな実験も行われている。

 表ソフトの粒の形状は3種類ある。ひとつはストレートタイプの円柱、次に円錐形の上を切り取った台形タイプ、そして『スペクトル』のように円錐形を切り取った上に円柱があるものだ。

 ストレートタイプは粒にコシがなく、そのためにナックル性のボールが出しやすくなる。従来の中国製ラバーは台形タイプで、回転もかかりやすく安定する。

 ストレートタイプと台形タイプの両方の特徴を生かしたのが『円柱+円錐台タイプ』である。これは『スペクトル』の粒形状に当たるもので、強烈な回転はかからないが、ナックル性ボールが出やすく、スピードも出て、かつ安定しているという特徴を持っている。

 また、ラバーは天然ゴムか合成ゴムでなくてはいけないという規定もあり、プラスチックラバーなどはできない。

1ヶ月ぐらいが替え時。湿気対策は完ぺきにしよう。

 表ソフトのラバー寿命はラバーのゴム質、練習内容や時間でももちろん違うが、二つの判断の仕方がある。

 一つは、粒表面のギザギザ(布目)がすり減って布目が少なくなっていないか。もう一つは、粒を倒したときに粒の根元が切れていないかどうかだ。だいたい10日から1ヶ月で替えるのが一般的だろう。

 表ソフトの悩みの種は「湿気」。ラバーが湿ってしまうと、粒表面の湿気でボールが当たったときに、ツルンとすべり、コントロールが難しくなる。

ラケットケース内に乾燥剤を入れて湿度を調節したり、粒表面に汚れやほこりが残らないようにメンテナンスを行ったりすることが重要だ。

 プラスチックボール時代になり、表ソフトは不利になっていると耳にすることもあるが表ソフトには『変化』という大きな武器があるのでその武器を駆使すればこれからも表ソフトは活躍できるだろう。


<関連ページ>
【VICTAS JOURNAL:卓球用語集】
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