2019.08.21
フォトギャラリーはこちら令和元年度 全国高等学校総合体育大会卓球競技大会(通称:インターハイ)が鹿児島アリーナで2019年8月15日(木)〜20日(火)まで開催されている。(開会式:15日/大会:16日~)大会5日目は男女シングルス準々決勝~決勝まで行われた。
女子シングルスは出雲美空(遊学館)が制した。
決勝で敗れた岡田が「巻き込みサービスのアップが取りづらかった」と語るように、大会を通して出雲のサービスからの得点率は非常に高かった。
山場となったのは準々決勝、準決勝の共に桜丘のカットマンの顧と浅井との試合。
顧には1-2とリードを許し、浅井に対しても1ゲーム目を奪われ、2ゲーム目以降も接戦となったがそこから見事にプレーを修正し、最後はしっかり勝ち切った。
苦しい試合を2つ勝ち切った後、決勝の岡田との試合は完璧な内容。サービスからの展開で相手を崩し次々と得点。最後までクールなプレーで初優勝を決めた。
準優勝の岡田も今大会は大躍進。安定した両ハンドを武器に接戦を次々と勝ち抜き、決勝に進出。本人が「接戦を切り抜けられた要因は朝の走り込み。競った時に勝てるように自分を追い込んだ。」と競った場面でも安定感があるプレーの秘訣を語ってくれた。
また、「来年は上の学年の選手は抜けるんですが、下から上がってくる選手がいる。歳は関係なく向かっていく気持ちで勝てるように、これで満足するんじゃなく自分に厳しくやっていきたい。」と今大会大活躍を見せても全く気を緩めなかった。
3位に入った浅井は準々決勝で優勝候補の出澤を破った。守備範囲の広いカットに加え、フラット気味の攻撃をうまく織り交ぜたプレーで勝利。浅井が出澤の表ソフトのスマッシュにもきっちり対応し、出澤はなかなか連続で強打することが出来なかった。
同じく3位の庄は準々決勝で船場に対して、最終ゲーム7-10の劣勢から逆転。粘り強い両ハンドで見事3位入賞を果たした。
女子シングルス準々決勝
庄(富田) 3-2 船場(明徳義塾)
岡田(明徳義塾) 3-0川北(正智深谷)
出雲(遊学館) 3-2 顧(桜丘)
浅井(桜丘) 3-1 出澤(大成女子)
準決勝
岡田(明徳義塾) 3(-4,11,-10,6,6)2 庄(富田)
出雲(遊学館) 3(-6,9,14,10)1浅井(桜丘)
決勝
出雲(遊学館) 3(6,5,7)0岡田(明徳義塾)
優勝
出雲美空(遊学館)
準優勝
岡田琴菜(明徳義塾)
ベスト4
浅井一恵(桜丘)
庄易(富田)
ベスト8
顧琳婧(桜丘)
川北帆香(正智深谷)
船場清華(明徳義塾)
出澤杏佳(大成女子)