平成30年度全日本卓球/大会6日目
女子シングルス準々決勝 結果
伊藤美誠(スターツSC) 4(15-13,11-13,11-5,11-7,11-6)1 安藤みなみ(専修大)
2年前(平成28年度5回戦で)2-4で敗れている伊藤は安藤にリベンジを果たした。
1ゲーム目から互いにサーブで相手を崩して3球目で積極的に攻めていく展開。13-13までシーソーゲームを演じるが、伊藤が先取。
2ゲーム目も互いにサービスエースの取り合いとなる。10-10の場面で伊藤がチキータで攻め11-10とし2ゲーム目も取るかと思われたが、安藤がそこから粘りを見せ逆転でこのゲームを奪う。
3ゲーム目からだんだんとレシーブから多彩な攻めを見せる伊藤は、序盤からのリードを守りゲームカウント2-1とする。
積極的に攻める伊藤は、サーブの出す場所を変えたり投げ上げサーブで変化をつけ勝負を仕掛けていく。4ゲーム目8-7のところで伊藤がタイムアウト。そのまま奪い3-1で勝利へ王手。
5ゲーム目は伊藤がさらにギアを上げ勝負に出る。バックに来るロングサーブに対して積極的に回り込み一撃スマッシュを放つ。5-7でリードされたところで安藤がタイムアウト。
しかし伊藤の勢いは止まらず4-1で伊藤が勝利した。
敗退した安藤は試合後のインタビューで、「1セット目からけっこう相手に食らいついて出来ていたと思うんですけど、最後は離されてしまって、自分に足りない部分があるなって感じました。(伊藤選手のサーブは)いろんな形でサーブを出してきて分かりづらかったんですけど、自分の気持ちももっと前向きにレシーブ出来たらもう少しミスも減ったと思うんですけど、少し弱気になっちゃった部分があってレシーブがあまりうまくいかなかったです。(伊藤選手に)レシーブから回り込んでこられて、自分の心理を読まれているなと感じました。」と振り返った。
早田ひな(日本生命) 4(11-4,11-8,11-8,11-7) 0 芝田沙季(ミキハウス)
早田のサーブからの力強い両ハンドドライブと多彩なサーブに単調になる芝田の返球。
開き直ってチキータなどで積極的に攻める芝田だったが、終始リードを許さなかった早田がストレートで勝利。
森さくら(日本生命) 4(12-10,7-11,8-11,11-9,13-11,11-5)2 加藤美優(日本ペイントホールディングス)
両ハンドで攻める森は1ゲーム目からエンジン全開で雄叫びをあげる。
加藤も得意のバックドライブから先手を取り得点を重ねる。
バック対バックで徐々に押されていく森は積極的に回り込んで攻める。
4ゲーム目の9-8の場面や5ゲーム目の12-11の勝負の場面で、森はバック対バックから回り込みで決める。
最後は積極的にフォアで攻め、5大会ぶりのベスト4を決めた。
木原美悠(JOCエリートアカデミー) 4(5-11,12-10,7-11,10-12,11-9,11-8,11-9)3 佐藤瞳(ミキハウス)
14歳の木原が快進撃を続ける!
序盤は佐藤の変化のあるカットと攻撃に対応できずリードされる展開。
木原の要所で見せるバック表からのバックドライブで攻撃の変化をつけるが、攻め急いでしまっているのか、最後がなかなか決めきれない。
しかし、5ゲーム目途中から入った促進ルールで徐々に流れが木原に変わってくる。
我慢の卓球でゲームカウント3-3と追いつき、6-4と木原リードのところで佐藤がタイムアウト。
9-5木原リードから10-9に追いつかれそうになるも最後は11-9で勝利し、初のベスト4入りを決めた。
試合後木原は、「試合前は今まで以上に相手のビデオを見てこう入るぞっていう気持ちで臨みました。促進ルールになってから自分のサーブ3球目がけっこういい展開になって、そこが一番良かったなと思います。最後の方は緊張して震えていたんですけど、一番は我慢するという気持ちでプレーしていました。準決勝に向けては今まで通り気持ちの面では思いきり向かっていって自分の実力を出し切りたいと思います。」と語った。
明日はいよいよ最終日
女子シングルス準決勝の対戦カード
伊藤美誠(スターツSC)ー早田ひな(日本生命)
森さくら(日本生命)-木原美悠(JOCエリートアカデミー)
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