平成30年度全日本卓球/大会4日目
混合ダブルスの準決勝と決勝が行われ、森薗/伊藤が昨年に続き2連覇を果たした。
■混合ダブルス決勝
森薗政崇/伊藤美誠(岡山リベッツ/スターツSC)
3(11-5,6-11,12-10,11-8)1
張本智和/長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/JOCエリートアカデミー・大原学園)
1ゲーム目序盤、張本/長﨑は台上チキータで積極的に攻めリードするも逆転で森薗/伊藤が先取。
2ゲーム目も台上から積極的に攻める張本/長﨑に対し、森薗/伊藤はレシーブミスが出るなど勢いに押されてしまいゲームカウント1-1となる。
勝負の3ゲーム目はシーソーゲームとなり、10-10までお互いに譲らない展開。
良いプレーを出し合いラリーが続くが、要所で簡単なミスをしてしまった張本/長﨑が接戦を落とす。
ピッチの早いプレーと相手を動かす絶妙なコース取りで最後は森薗/伊藤が得点し、優勝を決めた。
試合後の優勝インタビューで決勝戦について聞かれた伊藤は「初めて対戦したペアでもありますし練習もしたことがなかったので、とにかく台上が上手いと思っていたので、どういう風に崩していくかと(台上を)やらせても自分たちがどうカバーするかをすごい考えて試合に臨みました。(連覇について)1年たってもしっかり勝てるぞという力を出せたと思いますし、相手に向かってこられた部分もたくさんあったと思うんですけどそれ以上に向かっていきましたし、楽しんで試合ができたのが1番(良かった)かなと思います。まったく緊張せずに試合できたので自分自身すごいなと思いました。」と笑顔で答えた。
森薗は「今回の全日本(の混合ダブルス)で初めて1セットを取られる形になって、内容的にも厳しい戦いだったので、勝った時は本当に嬉しかったですし、張本・長﨑どちらもサーブ、レシーブの質はすごく高くラリー力もあって本当に強いダブルスだなと感じました。僕は美誠とは対照的にめっちゃ緊張してしまうので、美誠さんを見て落ち着いてプレーさせてもらいました。」と語ってくれた。
惜しくも敗れはしたもののこの種目の注目ペアでもあった張本と長﨑は、
張本「出だしはやっぱり相手の連携はさすがで2ゲーム目取り返して3ゲーム目がカギで、そこで簡単なチキータミスなどが出てしまって、そこが今日の敗因だったと思います。相手は世界チャンピオンになるくらい実力があるペアにここまでいい試合ができたので、悔しさはありますけど、(長﨑選手と)これから長くペアを組みたいなと思いました。」
長﨑「自分が簡単なミスをしてしまってそこから流れが相手にいってしまったので、そこでしっかり取れていればもしかしたら勝てていたかもしれないので、すごく悔しいです。自分たちは(ペアを組んで)初めての全日本で、相手はたくさん試合にも出ているので、そこ(決勝)で戦えたのは初めてにしては良かったかなと思います。」と決勝を振り返った。
■準決勝
森薗/伊藤(岡山リベッツ/スターツSC) 3(11-6,11-7,13-11)0 田添/浜本(木下グループ)
張本/長﨑(JOCエリートアカデミー/JOCエリートアカデミー・大原学園) 3(12-10,11-9,11-4)0 上村/阿部(シチズン時計㈱/早稲田大)
■ベスト8
上村/木村(大阪桐蔭高/専修大)
皆川/上野(立命館大/龍谷大)
張/森薗(Y.Y卓球クラブ/TOP名古屋)
軽部/松本(鹿児島相互信用金庫/サンリツ)
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