木原美悠14歳、新ヒロインの挑戦「2020年の先を見据えて」 Advisory Staff Info:Journal/ インフォメーション | VICTAS卓球用品

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木原美悠14歳、新ヒロインの挑戦「2020年の先を見据えて」

1月の全日本選手権で準優勝という快挙を成し遂げた木原美悠。14歳の新ヒロイン誕生に日本中が湧いた。木原は現在JOCエリートアカデミーで技術にさらなる磨きをかけている真っ只中だ。木原自身は今年の全日本をどう振り返るのか。


木原美悠の全日本卓球2019

木原美悠 インタビュー VICTAS JOURNAL 卓球

自分が勝ち上がっていく様子について「あんまり気にしてなかったですね。意識したらあんまりいいプレーできなくなっちゃうんで」と語る。

 

5回戦で平野美宇からもぎとった勝利についても「試合前、平野さんの強いところとか弱いところが分からなくて。1ゲーム目で分析をして、2ゲーム目から相手の嫌がったコースを徹底して攻めていった」と冷静に振り返る。

 

ただ、今年の全日本で木原にとって最も印象深い試合は平野戦ではないという。準々決勝でぶつかった「佐藤瞳さんとの試合でした」と語る。この4−3の壮絶なシーソーゲームを制したことで木原は自身の成長を感じ取ったという。「佐藤さんはカットマンなので、あんまりミスしない相手。なので、それよりも自分が粘るというか最後まで我慢して戦うというのを意識してました」。

 

自身で「前まではリードされたら諦めるところがあった」と語るが、その弱さを変えたのがJOCエリートアカデミーだった。アカデミーに入って毎日最高の環境で練習に身を投じているが、最も成長したのが「メンタル面」だった。

 

「コーチにも『諦めたらそこで負けるから。もし諦めなかったらチャンスは絶対あるから』って言われて一回最後まで諦めずに頑張ってみようと思えるようになりましたね」

 

精神的に落ち着けば周りを見渡す余裕も生まれる。「元来カットマン相手の試合は得意だったはず。ならばなぜゲームカウント1−3にまでなぜ押されているんだろう」そんな思いが去来する。徐々に相手を冷静に分析する余裕が生まれた。「自分のサーブから相手を崩す。そこからもっと相手を崩すことを意識して、(相手を)結構前後とかも動かそう」。そう決めて徹底的に佐藤を揺さぶった。

 

さらにこの試合では珍しい「促進ルール」も適用された。促進ルールとは、ゲームがスタートして10分経ってもそのゲームが終わらず、そして両者の得点の合計が18点に満たない場合に採用される。試合が長引くことを防ぐためのルールで、ラリーが13往復続いたら自動的にレシーブ側の得点になるシステムだ。佐藤の巧みなカットに木原もツッツキで応戦し、試合を長引かせていく。そうするうちに佐藤は単に粘って木原のミスを待つわけにはいかなくなったのだ。

 

「促進ルールは小さい頃に一度経験したことがあって。別に焦りも何もなかったですね」。

 

14歳にしてすでに経験値が十分に貯まっているから驚きだ。

 

事実、木原にとってこの1年通して、経験値を貯めた年と言ってもいい。中でも昨年開幕したTリーグは大きな財産となった。木下アビエル神奈川のメンバーとして石川佳純や長崎美柚らとともにチームを盛り上げた。残念ながらファイナルでは日本生命レッドエルフに破れ、有終の美とはいかなかったが、チームのシーズン成績は圧倒的な1位だった。「みんなの注目を浴びて卓球できたのは本当にいい経験でした。周りに1台もなくて、お客さんが見るのは、自分たちのプレーだけ。緊張ですか?まったくしなかったですね」。

 

インタビュー中もハキハキとした受け答えの木原、もともと「ほとんど緊張したことがない。卓球に限らず全部得意、前に出るのは苦じゃない」とまで言い切る。

 

用具へのこだわりと2020年のその先へ

木原美悠 VICTAS JOURNAL 卓球 インタビュー

経験値を積み、メンタルを磨き、さらにテクニックが加わって飛躍につながっている木原。繊細なボール捌きを生み出すラケットにもこだわりを持つ。木原のラケットはFIRE FALL VC、ラバーはフォアにはV>15 Extra、バックには表ソフトラバーのVO>102を貼っている。

 

「自分は結構スピード重視の卓球なんですけど、ラケットは軽くて打球感が良いもの、バックに貼っている表ソフトは変化の大きさよりも自分が扱いやすいものを重視して選んでいます。今のラバーはスピードと回転の両方が使えてバック対バックはほとんど負けない。とても速いスピードが出るのがいいですね」と説明する。

 

フォアのラバーを変えたことで、大きな変化も生まれた。「小学生まではドライブが全然できなくてフォアは合わせるだけだったんですけど、このラバーを使ってからドライブとスマッシュを両方使えるようになったし、威力も出るようになりました」。

 

木原美悠 卓球 VICTAS JOURNAL インタビュー

 

まだ14歳の木原の可能性は無限大、自らの将来をどう考えているのか。2020年東京はもう目前に迫っている。「最終目標はやっぱりオリンピック。2020年は正直分からない、でもその次のパリは必ず出たい。まずは国際大会で成績を残して世界ランク上げることですね」。

 

将来が楽しみな逸材が卓球界にまた一人現れた。

 

文:武田鼎(Rallys編集部)/写真:伊藤圭



木原美悠選手プロフィール】
木原美悠 VICTAS JOURNAL ADVSORY STAFF 契約選手 インタビュー

・所属:JOCエリートアカデミー
・生年月日:2004年8月3日
・戦型:右シェーク攻撃型
・使用用具

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