VICTAS Journal

全日本卓球選手権大会6日目:女子シングルス準々決勝ピックアップ 松澤 対 平野 ~ 4度目の対決

平野美宇 4-3 松澤茉里奈

1ゲーム目、平野、松澤ともに速いテンポの攻めで点を奪い合い互角の展開。松澤が平野のお株を奪うような早い打点の攻撃的卓球を展開。松澤が先にゲームポイントを取ったが、平野はサービスからの攻撃で連続得点しジュースに持ち込む。ここから両者ネットインで得点。その後、松澤がサービスエース、平野が3球目攻撃をミス。緊迫したムードの中、13-11で松澤が先制。

 

2ゲーム目、高速ラリーからの点の取り合い。平野の攻撃が徐々に鋭さを増して松澤を左右へ振り回す。平野は巧みなレシーブで先手を取りゲームを有利に運ぶ。追いかける松澤。松澤の3球目フリック攻撃、バックドライブが平野を打ち抜き6-6で追い付く。得意のサービスで突き放す平野。平野が先にゲームポイントを取った。松澤が鋭いレシーブエースなどで追い上げを見せるが、平野が振り切り11-9で取り返した。

 

3ゲーム目、松澤がスタートダッシュで4-0と序盤リード。平野が鋭い攻撃を仕掛けるが松澤がそれを弾き返す。さらに松澤のカウンターが平野に突き刺さり平野の動揺を誘う。松澤が一気に得点を重ね11-3でゲームを取った。

 

4ゲーム目、序盤はお互いサービス、レシーブで点を取り合い4-4。ここから両者カウンターの応酬で6-6。そこからお互いサービスから攻めきれず9-9から松澤のサービス。松澤の三球目を技ありのバックハンドで平野が得点。松澤がサービスエースでジュース。ここから平野が落ち着いたプレイで松澤のミスを誘い、12-10でゲームを取り返した。

  

5ゲーム目、ここで先行したい両者。まずは松澤が速い打点のフォアドライブと回転量豊富なバックハンドドライブでにかかる。パワーフリックも決まり5-0。松澤が技ありのバックハンドドライブでさらに得点を重ねる。松澤が8-2でリード。そのまま松澤が押し切り11-4でゲームを奪い返した。

 

6ゲーム目、ギアを上げてきた平野。サービスからのパワフルな攻撃で連続得点、松澤のサービスミスもあり5-0と一気に離した。松澤も追い上げをかけるが平野の攻めが厳しさを増す。両ハンドドライブがコーナーを打ち抜き9-3でリードを広げる。しかし、ここから松澤が底力を見せる。フォアドライブが平野のサイドを突き、バック対バックの打ち合いも制して猛追。スコアが10-8とリードとなったところで平野がタイムアウト。しかし流れは変わらず、次の1本を松澤が決めて10-9。緊迫感が増す中で、松澤のサービスを平野が逆チキータレシーブ。浮き気味のレシーブとなったがこれを松澤が打ちあぐねてミス。平野が11-9でこのゲームを辛くも勝ち取った。

 

最終ゲーム、松澤のサービスから始まったが平野が積極的に攻めて先行、3-0で平野がリードしたところで松澤がタイムアウト。しかし平野が流れを手放さず5-0とリードしてコートチェンジ。ここから松澤渾身のバックハンドが決まり6-4と詰めよる。平野もさらに強気に攻めて8-4。松澤のカウンターがきまり8-6と追い上げる。そこから緊張が高まる展開の中で点を取り合ったが、最後は松澤が平野のバックハンドドライブをネット。11-8で平野がこのゲームを取り準決勝への道を勝ち取った。

(写真:脇屋徳尚)